【展示のお知らせ】Tokyo Pride 2025
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このたび、Tokyo Rainbow Pride 2025の公式企画として開催される
公募型クィア・アート展「Queer Art Exhibition」に、私の作品が選ばれました。
展示のテーマは「多様なアイデンティティと表現を祝福すること」。
私は今回、レインボーカラーに輝く2頭のライオンを描いた作品を出展します。
このライオンたちに、性別はありません。
彼らはただ、宇宙の中で静かに、穏やかに佇んでいます。
たてがみを流れるレインボーカラーと身体に巡る渦は、
“人と人との繋がり”をイメージしています。
その繋がりには、何色かなんて関係ない。
赤でも青でも、はっきりしてなくても、混ざっていてもいい。
グラデーションのままでも、ぼんやり滲んでいても構わない。
自分の色は、どこにあってもいいんです。
そして、誰かを愛することにもルールは要らない。
「男が女を愛するもの」「同性同士はこうであるべき」なんて、誰が決めたのだろう。
そんな“枠”の外側にあるものこそ、私は愛おしいと思っています。
私は、長らく「バイセクシャル」と名乗ってきました。
でも最近は、もうその言葉にあまりこだわっていません。
「心で人を愛する」という感覚の方が、ずっとしっくりくる。
生まれ持った身体の性別よりも、
その人の言葉、目線、ユーモア、静けさ、悲しさ、あたたかさ……
そんなものに惹かれて、人を好きになる。
もし何かのラベルで括るなら、「パンセクシュアル」と言った方が近いのかもしれません。
でも、正直それすらも、どうでもいいなと思うことがあります。
わたしたちは、もっと自由に愛していいし、もっと自由に生きていい。
愛は、言葉で説明できないものです。
「好き」という感情がどこから来るのか、なぜその人でないとダメなのか、
理屈じゃないし、選べるものでもありません。
それはまるで、宇宙のようなものだと私は思っています。
理解できないからこそ、美しい。
定義できないからこそ、無限に広がる。
私たちの心の中にも、そういう広大さや不可思議さがあるんじゃないでしょうか。
この絵は、そんな“理解できないまま美しいもの”を肯定したくて描きました。
そしてそのまま、あなたに「見つめてもらいたい」と願っています。
■ 展示情報
【会期】2025年6月6日(金)〜6月18日(水)
【時間】11:00〜21:00(最終日は19:00まで)
【会場】東急プラザ原宿「ハラカド」3階
BABY THE COFFEE BREW CLUB GALLERY ROOM / ART STREET
今回の展示では、「推しアーティスト投票」も実施されます。
もし作品をご覧いただき、何か心に残るものがあれば、ぜひ1票いただけたら嬉しいです。
誰かを受け入れることも、距離を取ることも、自分の気持ちを信じることも、
全部、自分の権利であり、自分自身の尊厳です。
この展示が、そんな“当たり前の幸せ”について考えるきっかけになればと願っています。
どうか、あなたの目で、あなたの心で、作品を感じてみてください。