新作ができました。

新作 「Cosmic Manes」 が完成しました。
この作品は、宇宙、渦、絆、多様性 をテーマに、2頭のライオンを幻想的な色彩で描いたものです。
私はいつも、宇宙の壮大さに魅了されます。広大な星々の海は、果てしなく広がるように見えながら、私たちの体の内側にも流れているように感じます。
ライオンたちのたてがみに描いた渦巻きは、まるで銀河のように流れ、生命のエネルギーを象徴しています。たてがみが風に舞うように、宇宙の力もまた見えない流れとなって存在し、私たちを包み込んでいる。そんな感覚を表現しました。
彼らはただの猛獣ではなく、宇宙の一部であり、その中で確かに生きる存在 です。そのたてがみが星々の光を映し、渦巻く模様が無限の時の流れを表すことで、彼らが単なる動物ではなく、広大な宇宙の一部であることを伝えたかったのです。
私は絵を描くとき、ディテールにこだわることが多いのですが、この作品では特に「渦」の表現に力を入れました。渦巻きは宇宙に満ちている形であり、銀河、星雲、台風、海の波、さらには私たちのDNAにも存在するものです。
それは、目に見えるものだけがすべてではなく、見えないものの中にも確かな流れがあることを示しているように思います。ライオンたちの身体に刻まれた渦は、そんな「宇宙のリズム」や「生命の流れ」を表現しています。
そして、色とりどりのたてがみは、多様性を象徴しています。どの色も混ざり合いながらも、ひとつひとつが異なり、それぞれが存在する意味を持っています。それはまるで、宇宙の中に無数の星が輝き、私たちの世界に様々な生命が共存しているのと同じようなものです。
今回はライオンを描きましたが、これは決してライオンだけの物語ではありません。
どんな生き物の中にも、宇宙の広がりがあり、渦巻くエネルギーが宿っています。
たとえば、鳥が羽ばたくとき、そこには風の流れが生まれます。魚が泳ぐとき、水の波紋が広がります。
すべての生き物の体には、目には見えない流れがあり、それぞれの色を持ちながら、自由に存在しているのです。
私たち人間もまた、その一部です。どんな形でも、どんな色でも、それぞれの美しさがあり、そこには自由があります。
この作品を通じて、「自分の中にも宇宙がある」 ということを少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
そしてこの作品は、とあるアートエキシビジョンに応募しました。
そのイベントは、私自身をより解放できる場になるはずです。
宇宙に満ちるエネルギーと、生き物たちの自由な輝きを描いた「Cosmic Manes」。
皆様にお見せできることを、今からとても楽しみにしています。
正式に決定した際には、改めてお知らせしますので、ぜひ楽しみにお待ちください!
この作品が、見る人の心に響き、それぞれの中にある自由とつながりを感じてもらえますように。
おはるのあーと/Haruna Manaka