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私らしい絵とは

#アーティスト#アート#仕事#現代アート#画家#画家になるには#絵画オーダー

こんにちは、おはるのあーとです。

私は昨年、本格的に作家としての活動をスタートしました。

1年やってみて感じたこと、起きた出来事を話しますね。

弱ってたことはちょっと秘密にしたいけど私にとって重要だったので。

昨年は初めてのグループ展から始まり、その後はもっとたくさんの人に私を知ってもらえるように積極的に動きました。

いわば営業マンのように。

人と会い、話し、絵への想いを伝え、その熱意を感じ取ってもらうことで、

ありがたいことに多くのオーダーをいただきました。

オーダー作品を描くのは楽しかったし、

完成した絵をお渡ししたときの喜んでもらえる瞬間は、何度経験しても嬉しい。

でも、いつの間にか自分の中に違和感が生まれていました。

「本当に描きたいものって何?」

オーダーをいただくたびに、相手の想いをくみ取りながら作品を作る。

その中で、自分が自由に描く時間がどんどん減っていきました。

ふとしたときに、心の中で問いかけてくる声がありました。

「自由になりたくて画家を目指したんじゃなかったっけ?」

「今の私は本当に自由なの?」

正直、少し疲れていたのかもしれません。

連日の人付き合いで、自分でも気づかないうちに無理をしていたのかも。

そんな日々が続いたある日、とうとう筆を持ちたくなくなってしまいました。

「描きたくない」

画家として生きていくと決めたのに、これは致命的なことでした。

描かないといけないのに、描きたくない。

そんな自分に焦りながらも、どうしても筆を握る気になれませんでした。

思い出した、幼少期のワクワク

悶々とした日々の中で、ふと頭に浮かんだのは子供の頃の記憶。

祖父と何度も通った茨城県自然博物館。

宇宙の不思議、恐竜、動物たち。

夢中になって見ていたことを、ふいに思い出しました。

私は昔から、生き物が大好きでした。

ネコ、犬、鳥、爬虫類、魚——どれも全部大好き。

でも、最近の私はどうだっただろう?

誰かが喜んでくれそうな絵を描くことばかり考えていて、自分が本当に描きたい絵を忘れてしまっていたのかもしれません。

もし、子供の頃の私が今の技術を持って絵を描いたら?

考えた瞬間、久しぶりにワクワクした気持ちが湧き上がりました。

そうして描き始めた今年の画風、

「NEON COSMIC」

宇宙や生命の神秘、動物たちの力強さを、

自分の好きな色彩と筆致で自由に描く。

光るような鮮やかな色、広がる宇宙、躍動する生き物たち。

これが、私が本当に描きたかった絵なんだ。

オーダー作品を描くことも好きだけれど、

やっぱり私はアーティストとして、自分の表現を大切にしたい。

今年は、もっと「自分の好き」を信じて描いていきます。

この画風を見て「これがおはるの絵だね」と思ってもらえたら嬉しいです。

NEON COSMIC、どうぞよろしくお願いします。

おはるのあーと/Haruna Manaka

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