モチベーションを維持する方法
おはようございます。おはるです。
私は朝起きたらすぐ、「お絵描きしたい!」と思って夕方5時の町の音楽が流れるまでずっと描き続けるのが基本のルーティンなのですが、「嫌にならないの?」と聞かれた時に思って話したことをブログにしてみます。
もちろんその答えは「嫌になんてなりません」
オーダー等もあるし常に好きなものを好きなように描いているわけではありませんが、根本的にお絵描きが大好きではあります。
一筆でも進めれば、いつか完成にいたる、それが楽しくて楽しくて仕方ないのです。
とはいえお仕事としてやっているし、頑張って作ったものは人に見せたいし褒められたい。
その承認欲求が満たされないとモチベーションが下がってしまうかもしれません。
こんなの描いても、と卑屈になってしまうこともありました。
でもこのお仕事を続ければ続けるほどこんな考え方に変わったのです。
そもそもアートを観るのが好きな人と、アートを購入する人の母数は全く違います。
例えば、映画館に行って、後にDVDを買うことさえレアなことです。
感動しても、購入に至るのはごく一部のファンだけ。
ましてや、アート作品はDVDより遥かに高価なもの。
「素敵だったね」「楽しかったね」と言ってもらえるだけで嬉しいことです。
まして、その作品を自宅やオフィスに飾りたいと思ってもらえるなんて、奇跡のようなこと。
アートは、一生懸命描いただけで勝手に売れるものではありません。
まずはSNSや展示で、できるだけ多くの人に見てもらうことが大切です。100人が見て、やっと1人がファンになってくれたとしても、その人の環境次第では購入には至らないこともあります。
たとえ100人のファンができたとしても、無料でスマホで見れるものをわざわざ手元に置きたいと思ってくれるのは、その中の1人かもしれません。
だからこそ、その1人のような人を100人作るまで頑張るしかありません。
それほど難しい世界であることを理解して、この仕事を選んだのですから、どっしり構えて作品を作り、人に見せ続ける。そして、その「1ヒット」をひたすら繰り返すしかありません。
私の画風はすぐに何枚も量産できるタイプではありませんが、この数年で着実に新たな作品を作り、着実にお披露目し続けています。
絵画に絞れば10枚以上は売れました。
さっきの例で逆算すれば、ファンの100人に1人も買わなかったとして、見てくれているファンは1000人以上いるかもしれないわけです。
実際にそうかどうかはどちらでもいいんです。
考えるだけでにやにやするだけでいい😝
そう考えながら地道にでも描き続けている間に、確実に経験と実績は積み上げられています。
いつか私の絵を好きになってくれる人が大切であり、多くの「そうでない人」のために落ち込んだり、モチベーションを下げている暇はないのです。
これは死ぬまでやる仕事ですから、急ぐ必要はありません。
見てくれた人がいる。その中に、いつか買ってくれる人がいるんです。
描き上がってお披露目してすぐに売れる売れないというものではないのです。
1枚も売れなかった。
ではなくて今回は買う人に当たらなかった。
それだけ。
今描いた絵がヒットする人が30年後に現れるかもしれない。
そう考えることで、私は十分にモチベーションを維持できるのです✌️